この記事がおすすめな人
・コーヒーの健康効果を知りたい
・健康的なコーヒーの飲み方が知りたい
・安心安全なコーヒーの選び方が知りたい
・コーヒーに使用されているの農薬について知りたい
ひと口飲むだけで豊かな香りと深い味わいが楽しめるコーヒー。今や世界中で日常的に飲まれているコーヒーは健康効果もバツグン。
しかし、人によってはコーヒーを飲むとムカムカしたり頭痛がして苦手だという人もいますよね。
実はそれ、農薬や防カビ剤が原因なんです。
コーヒー豆が輸入され船で運ばれる際、燻蒸(くんじょう)処理といって、かなり強い防虫剤や防カビ剤がかけられます。普段口にするものに薬剤が浸透しているんです。
では、健康効果の高いコーヒーを安全に飲むにはどんなコーヒーを選べば良いのでしょうか?この記事を読めばコーヒーが持つ健康効果と安心安全なコーヒーの選び方がわかります。
気になる方はぜひ最後まで読んでいってくださいね
コーヒーで健康に!すぐわかる健康効果早わかり8選
コーヒーの健康効果は以下8つです。
①アンチエイジング効果
抗酸化物質のポリフェノール(クロロゲン酸)は老化防止効果が期待できます。また、紫外線によるシミを予防できるということも研究発表でわかっています。
②脳の活性化・認知症予防
認知機能を改善、集中力がアップするなど脳を活性化してくれます。特にアルツハイマー型認知症は予防には効果的でカフェインの血中濃度を保つことで予防できるので毎日飲む習慣を続けると良いと言われています。
③ダイエット効果
脂肪燃焼を促進してくれるため、ダイエットにも効果があります。ポリフェノールのクロロゲン酸が糖の吸収を遅らせ、血糖上昇を防いでくれるので、ダイエット目的であれば食前に飲みましょう。
④ポリフェノールの抗酸化力で病気のリスク減少
コーヒーに含まれるポリフェノール(クロロゲン酸)は抗酸化力があり、細胞の酸化を防ぎます。さらに糖分の吸収を遅らせて食後の血糖値上昇を抑える効果もあり。研究結果ではコーヒーを1日1〜3杯飲む人は糖尿病リスクが42%減少することがわかっています。
また、ポリフェノール(クロロゲン酸)は副交感神経を刺激して血圧を下げたり、中性脂肪の分解を促すなどの多様に体の健康維持に作用してくれるんです!心疾患や肝硬変、がんなどの病気のリスクも下げる効果があります。それにより、=寿命がのびることにつながっています。
⑤生豆に含まれるトリゴネリンは強い抗酸化力
生豆に含まれるトリゴネリンは加熱すると「ニコチン酸」と「NMP」という2つの成分になります。健康効果にはかかせないこの2つの成分がとってもすごいんです。
・「ニコチン酸」
ストレスが原因の中性脂肪増加を防ぐ、血管壁を保護し血液をサラサラに、大腸がんを防ぐ効能
・「NMP」
副交感神経を刺激して気分を和らげる、大腸の働きをよくして血圧を下げる、強い抗酸化力による発がん性物質に対する解毒作用
生豆に含まれるトリゴネリンの2つの成分、「ニコチン酸」と「NMP」は加熱すればするほど増えるので深煎り豆が一番多く摂取することができます。
⑥ストレス緩和リラックス効果
コーヒー豆の香りはリラックス効果をもたらします。コーヒーの香りを嗅ぐだけで脳内のストレスが軽減されることがわかっています。
⑦パフォーマンスが高まる
コーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があるため、運動をする前に飲むとパフォーマンスがアップ。さらに多少筋肉痛が軽減されるという研究結果もあり、その他炎症を抑える効果もあります。
⑧便秘解消
カフェインが持つ胃酸分泌効果やオリゴ糖によって便秘解消に役立ちます。
参考:極める愉しむ珈琲辞典
コーヒーを飲むときのNG行動2選
コーヒーを飲むと様々な健康効果がありますが、カフェインが含まれるため、飲み過ぎは体に良くないのは事実。(コーヒーに限らずなんでも摂りすぎは体に毒ですよね)
個人差はありますが、大人は1日に2〜3杯を目安に飲むのが推奨されています。4杯以上になると死亡リスクが高まったり、認知症リスクUPなどが研究結果でわかっています。
コーヒーの飲み過ぎに注意しつつ、下記のNG行動2つに注意して上手にコーヒーの健康効果を得られるようにしましょう!
①朝起きてすぐにコーヒーはNG
朝起きると、脳が目覚めようとはたらきますが、起きてすぐにコーヒーを飲んでしまうとカフェインが脳を起こします。その結果、脳自体が起きるのをやめてしまうので日中の眠気が取れにくくなるんです。起きてから1時間後〜はコーヒーを飲んでOK!
②食前と寝る前のコーヒーはNG
カフェインの影響で血糖値が上がります。食後はOK。また寝る前に飲むと覚醒作用があるためぐっすり眠れなかったり、利尿作用もあるためトイレが近くなります。
コーヒーに使われている知らないとこわい農薬の実態
市販のコーヒーは農薬まみれのわな
世界の農作物の中でも農薬の使用量が1位が綿花、2位がコーヒー豆です。実はコーヒーは最も多くの農薬が使われている食品なんです!
特にコーヒー農園を全滅させてしまうほどの「さび病」という恐ろしい病気があるため、大量の農薬を撒く必要があります。それに加え、その他殺虫剤、除草剤など様々な種類の農薬が使われているのが現状です。
「さび病」とは?
コーヒーの葉に錆びのような色の斑点が出るのが特徴。どんどん増え、光合成機能がなくなり、落葉させて最終的にコーヒーの木そのものを枯らしてしまうという、かなり致命的な病気です。
空気感染や水からも感染するため、感染力が非常に強いのも特徴。さび病が見つかった場合、コーヒー農園自体がなくなってしまう危険性があるため、数年にわたって対応に追われることになります。
コーヒーに使われている農薬
オーガニックのコーヒー以外の全てにコーヒー豆には燻蒸処理がされている上に、さらに
・除草剤
・殺菌剤
・殺虫剤
が使用されており、残留農薬の心配があります。そして衝撃だったのが生豆の輸入には残留農薬の規制がありますが、海外で焙煎された豆を輸入する場合には何も規制がないんです。
農薬は目に見えるものではなく、どのくらい使用されてどのくらい残留農薬含まれているのかもわかりません。
通常、何種類もの農薬を組み合わせて使われているのが現状です。それにより昔はなかった現代病が増えているのが現状です。
少しの量であっても農薬は体の外に排出することが難しく、さらに複数混ざった場合、体にどのような影響があるのかもわかりません。ただでさえ劇薬指定されていたり、海外では禁止になっている農薬が日本では使用可能になってたりと、人にも環境にも悪い影響があるのは事実。
体に蓄積され続ければ健康を害する危険があるのは明白です。農薬は目に見えないこわさがたくさん詰まっています。
コーヒー豆に「燻蒸(くんじょう)」処理
コーヒー豆には豆を食べる虫食いや幼虫が住み着いていることがあります。そのため、コーヒー豆をおいた密閉した室内に強力な殺虫剤(猛毒のシ「アン化水素(青酸)」や劇物指定の「臭化メチル」など)を霧状にして散布し、充満させる、「燻蒸(くんじょう)」という処理がされます。これらの薬物で薫蒸殺虫できなかった場合、さらに強力な「リン化アルミニウム」で再度燻蒸処理が行われます。
この「燻蒸(くんじょう)」は豆の中まで農薬を浸透させる処理で、現在は主に海外で輸出する際に燻蒸処理がなされています。
安心安全な無農薬、またはオーガニックのコーヒーを選ぼう
残留農薬の心配、燻蒸処理の心配がない、農薬被害の心配をせずに安心して飲むことができるのはオーガニック(有機)と無農薬のコーヒーです。
無農薬でオーガニックの認証マークを取得していないコーヒーでも、農薬や化学肥料を使っていない良質なコーヒーも多くあります。
選ぶ際にはオーガニック(有機)認証マークのコーヒーか、無農薬で生育歴がはっきりとした、安心できる生産者さんから買うのが安心です。
飲み方いろいろ自分にあったコーヒーの選び方
①コーヒー豆
コーヒーミルやミルつきのコーヒーメーカーなどがある方は、本格的な挽きたてのコーヒーを楽しめる「コーヒー豆」がおすすめ。自分で挽き加減を調整できたり、自分好みの味と香りを堪能できるのが最大のメリット。
②コーヒー粉
ミルを使わずにコーヒーをいれたい方は、「コーヒー粉」がおすすめ。コーヒー粉からだと、ドリッパー+コーヒーフィルターの2つがあれば、本格的なコーヒーを堪能できます。
③インスタントコーヒー、ドリップバッグ
忙しい朝や時間がない時、仕事の休憩時間になど、手軽にコーヒーを楽しみたい方はインスタントコーヒー、またはドリップパックのものがおすすめ。お湯を注げばすぐにでき、さっと溶けるのがメリット。商品によって酸味や苦味が様々で、他にもブレンドされていたりと種類も豊富で楽しめます。
④紙パック、ペットボトル
いつでもすぐに、そのまま飲みたい!方は紙パックやペットボトルがおすすめ。冷蔵庫にストックできるのでいつでも飲みたい時に飲めますね。
まとめ
世界中で日常的に飲まれているコーヒー。その健康効果を最大限に生かすためにも、なるべく農薬が少ないものを選択したり、使用していないものを選ぶことでより健康的に過ごすことができます
買い物は投票です。
食べたもので体は作られます。コーヒーに限らず、口に入れるものは安心安全なものを選択できるといいですね。