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紅茶の種類別効果・効能一覧|毎日飲むメリットとデメリットまとめ

代表的な紅茶の種類と紅茶の健康効果や毎日のむまりっとデメリットまとめ

紅茶は、種類によって香りや味わいだけでなく、期待できる効果・効能も大きく変わる飲み物です。

インフルエンザ予防やアンチエイジング、血行促進、集中力アップ、消化促進など、日常の健康をサポートしてくれる働きが豊富に含まれています。

一方で、紅茶の飲み過ぎによるデメリットや注意点も知っておくことが大切。

この記事では、紅茶に期待できる効果・効能とメリット・デメリット12種類の紅茶別に効果・効能をわかりやすく一覧でまとめて紹介

自分に合った紅茶を見つけたい方、健康や美容のために紅茶を取り入れたい方はぜひ参考にしてくださいね。

モカ

紅茶を日々の習慣にしたい方、健康目的で取り入れたい方方はチェックしてみてね。

目次

紅茶に含まれる主な効果・効能

紅茶の効果・効能メリット5選

紅茶の効能・効果メリット

①インフルエンザの予防とアンチエイジング

紅茶にはタンニンやカテキンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。

このポリフェノールは体内の活性酸素やフリーラジカルといった有害な物質を抑制し、体の細胞を保護する抗酸化作用があります。

中でも紅茶のタンニンは、抗がん・抗酸化・抗菌の効能を持ち、血糖値低下コレステロール低下、脳卒中のリスク低減、血栓の予防など生活習慣病の予防効果があるため、日常の健康を維持するのにも効果があります。

そして、すごいのが紅茶のポリフェノールがインフルエンザウィルスに対する感染力をたった15秒で99.9%失わせるという点です!

ミルクティーは感染力を奪う効果がなくなってしまうため、ストレートかレモンティーで飲みましょう!紅茶でインフルエンザの予防ができるはすごいですよね

リリー

砂糖やはちみつは入れても大丈夫です。また、温度は関係なくアイス、ホットどちらでもOKなのでお好みでどうぞ

また、活性酸素はシミやしわなど肌トラブルや老化を引き起こす原因となるため、活性酸素を抑制するポリフェノールは、体の健康と美容、2つを助けてくれます。

活性酸素とは?
活性酸素はストレス、食品添加物、タバコ、過剰な運動、飲酒、不規則な生活、食品添加物、環境ストレス(紫外線、汚染物質)などあらゆる要因が活性酸素が増える原因です。活性酸素が増えることにより、老化によるしみ、シワ、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病、がんなどの病気の原因となります。 

②血行促進・リラックス効果

紅茶に含まれるテアニンには、リラックスの脳波α波を出現させる効果があります。

そのためテアニンを摂取することで体の緊張がほぐれ、血行が促進。ストレス緩和、疲労回復の効果があります。

消化促進

タンニンなどの成分が消化を助け、胃腸の働きをサポートするとされています。特に食後に飲むことで、消化を助けることができます。

集中力と注意力の向上

カフェインが含まれており、程よい摂取量では脳の活性化を促します。集中力や注意力を向上させることができたり、眠気やだるさを軽減する効果があります。

カフェインは過剰摂取によって中毒症状を引き起こすため、過剰摂取は注意が必要です。一般的な紅茶の場合、 紅茶1杯に含まれるカフェイン量はコーヒーの約半量ですが、健康な大人であれば1日あたり200mg=紅茶3〜4杯程度であれば問題ないとされています。

⑤ダイエット効果

紅茶に含まれるポリフェノールは、脂肪吸収を抑える効果があり、その他にもカフェインは脂肪の分解促進、利尿作用で老廃物を排出、カテキンは代謝を上げて体脂肪を減らしてくれる効果があります。

紅茶の効果・効能|飲み過ぎによるデメリット3選

紅茶の効能・効果デメリット

紅茶にはポリフェノール、カフェイン、シュウ酸が含まれており、紅茶を飲みすぎるとカフェイン中毒症状などの健康を害することがあります。

①カフェインの影響がある

紅茶にはカフェインが含まれています。カフェインは、神経を興奮させたり、胃酸の分泌を促進させます。他にも

・睡眠の質低下
・頭痛
・動悸
・胃の痛み

などの症状が出る場合があるので注意が必要です。

カフェインは半減するまでに4時間ほどかかり、体外に排出されるのに約8時間とされています。例えば22時に寝る場合、14時以降のカフェイン摂取は控えた方がいい、ということになります。

参考:農林水産省
カフェインの過剰摂取について

②結石の危険

紅茶には「シュウ酸」が含まれています。紅茶の他にも、ほうれん草やさつまいも、チョコレートやナッツ類などの食べ物にも含まれています。

「シュウ酸」は腎臓を通って、尿中へ排出されますが、紅茶を飲みすぎなどによりシュウ酸を多量に摂ってしまうと、人によっては尿路結石や腎結石になる恐れがあります。

特に胃腸に持病がある方は注意しましょう。

シュウ酸は実はカルシウムと結びつきやすい性質をもっていて腎臓の中で結合すると結石になる恐れがあります。結石が気になる場合、飲む前に紅茶のシュウ酸をカルシウムと結合させておけば防げるため、ミルクティーにするのがおすすめです。

代わりに、ミルクティーにすると牛乳のタンパク質によって紅茶に含まれるポリフェノールの作用がなくなります。
ポリフェノールの健康効果得たい場合は、ストレートで適量を飲みましょう。

③鉄分やミネラルの吸収を阻害

紅茶に含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害してしまいます。なので食事中に紅茶(他にコーヒー、緑茶、煎茶なども)を飲むのは避けましょう。( 食事をするときは水にするなど)

タンニンは体内の鉄分と結合して、血液を造るために必要な成分を体の外に排出してしまいます。特に、貧血の人はお茶を控える方が良いです。

紅茶の種類別効果・効能一覧

紅茶の種類、効能一覧

紅茶を種類別に効果・効能一覧にしてまとめました。

毎日の気分やライフスタイルにあわせて自分に合った紅茶を探しの参考にしてくださいね

①アールグレイ(Earl Gray)

アールグレイ(Earl Gray)はお茶の産地の呼び名ではなく、イギリスの元首相である「グレイ伯爵」に由来しており、フレーバーティの一種になります。

アールグレイはミカン科の植物「ベルガモット」を人の手により茶葉に柑橘系の香りをつけて作られます。

ベースになる茶葉は、ダージリン、ウバ、キーマンなどさまざまで、使う茶葉によって味が微妙に変わります。

ミルクティーやレモンティーにもよく合い、香りが高いため、アイスティーにするとより引き立ちます

アールグレイの主な効果・効能一覧

・リラックス作用
・ストレス緩和
・気分の落ち込み軽減
・集中力アップ
・自律神経を整える
・冷えの緩和(血行促進)
・疲労回復
風邪予防効果が高い
・抗ウィルス作用
・殺菌作用

・抗酸化作用(アンチエイジング)
・脂肪燃焼サポート
・糖・脂質の吸収抑制
・コレステロール低下
・中性脂肪低下
・動脈硬・化予防
・消化促進胃腸の炎症改善
・ガス・お腹の張りの軽減
・抗炎症作用

ベルガモットに含まれるフラバノンの効能効果

・消化器系の炎症改善血管ケア(フラバノン)
・精神的緊張の緩和(リナロール)
・抗菌・抗ウイルス(リモネン)

②アッサム(Assam)

アッサムティーはインドのアッサム地方で栽培されている茶葉になります。

紅茶の中で最も味が濃く、甘い香りとコクがあるのが特徴です。ミルクとの相性が良いため、ミルクティーにするのがおすすめ。

アッサムティーに含まれるテアフラビンは紅茶の中で最も含有量が多く、骨粗しょう症の予防に効果があります。

また、デトックスや整腸作用があるタンニンが多く含まれています。

アッサムの主な効果・効能一覧

・骨粗鬆症予防
・デトックス

・風邪予防
・抗ウィルス作用
・殺菌作用

・強い温熱作用(体を芯から温める)
・冷え性改善
・代謝アップ
・集中力向上(カフェインが豊富)
・眠気覚まし
・血行促進
・疲労回復
・抗酸化作用
・動脈硬化予防
・コレステロール抑制
・消化促進
・整腸作用
・満足感が高く、過食防止に役立つ
・リラックス効果
・ミルクティーにすると腹持ちが良く栄養吸収を高める

③ダージリン(Darjeeling)

ダージリンは世界三大銘茶の一つで、定番の紅茶です。

茶葉はインドの北東部に位置するダージリン地方で収穫されヒマラヤの標高2,000mを超える高地で育ちます。

ダージリンは特有の香りとフルーティーさがあり、「紅茶のシャンパン」とよばれるほど。

渋みがありますが、後味が爽やか、透明感のある橙色でストレートで飲むのがおすすめです

渋みが気になる方はミルクティーでも美味しくいただけます。

ダージリンの主な効果・効能一覧

・リラックス作用
・ストレス軽減
・気分のリフレッシュ

・風邪予防
・抗ウィルス作用
・殺菌作用

・抗酸化作用(フラボノイドが豊富)
・アンチエイジング
・血行促進
・冷え改善
・デトックス作用
・消化促進
・口の中を爽やかに保つ
・生活習慣病予防
・食後の血糖値の上昇を抑える
・むくみ軽減(血流改善)
・肌のくすみ改善

④ウバ (Uva)

あまり聞きなれないかもしれませんが、ウバはダージリン、キーマンとならぶ世界三大銘茶の一つ

原産地であるスリランカ、セイロン島南東部のウバ地方で栽培される茶葉になります。

メントールのようなの爽やかな香りと深いコクが楽しめるのが特徴で紅茶の中でも好き嫌いが分かれます。

光の反射でカップに注いだ時、内側のフチに現れる金色の輪が美しいのも特徴の一つでもあり、「ゴールデンリング」ともよばれ、良質な茶葉ほど顕著にあらわれます。

ウバの主な効果・効能一覧

・メントール香による鼻づまり改善
・気道を広げて呼吸を楽にする
・集中力アップ(爽快感で脳がクリアに)
・殺菌作用が強い
・風邪予防効果が高い
・抗ウイルス作用
・血行促進
・冷え改善
・消化促進
・ストレス軽減
・抗酸化作用
・デトックス
・食後の胃もたれ軽減
・生活習慣病予防
・ミルクと合わせると疲労回復効果が向上

⑤キーマン (Keemun)

キーマンは世界三大銘茶の一つで、中国の安徽省(あんきしょう)が原産地となる茶葉。

収穫シーズンが6月~9月と短いため、ごく少量しか生産されない茶葉になります。

良質な茶葉になると価格も高く、シーズンのピークとなる8月に摘まれた茶葉は最高級品に位置付けされ、さらに入手が難しくなっています。

渋みは少ないですが、クセがあるため好みが分かれます。

甘みと甘い香り、スモーキーな香りを味わえるのが特徴です。

品質が良いものほどスモーキーさが少なく、甘みもまろやかで飲みやすいです。

「紅茶のブルゴーニュ酒」ともよばれています。

キーマンの主な効果・効能一覧

・高いリラックス作用(スモーキー香が副交感神経に働く)
・ストレス軽減
・精神的不安の緩和
・体を温める(冷えに強い)
・血行促進
・肩こり・筋肉のこわばり緩和
・胃に優しい(渋みが弱い)
・消化のサポート
・抗酸化作用
・アンチエイジング
・コレステロール低下
・動脈硬化予防
・抗炎症作用
・生活習慣病予防
・免疫力アップ
・呼吸を落ち着ける(リラックス香気による)

⑥ニルギリ (Nilgiri)

インド南部のニルギリ高原で生産されている茶葉になります。一年中栽培ができるので生産量も多く世界中で飲まれている紅茶です。

クセがないため誰でも飲みやすく、ほかの紅茶とのブレンドも最適。ミルクやハーブ、スパイスなどにも相性がよく、幅広く使用されています。

濃いオレンジ色で香りは穏やか、渋みがマイルドでクセのない柔らかな飲み心地が特徴です。

ニルギリは水出しで入れるとカフェインレスになるため、妊娠中や授乳中、カフェイン摂取が気になる方にもおすすめです。

ニルギリの主な効果・効能一覧

・リフレッシュ作用
・気持ちを落ち着ける(軽いリラックス)
・集中力維持に役立つ
・眠気をコントロール(適度なカフェイン)
・胃にやさしい(渋みが少ないため)
・食後の消化サポート
・抗酸化作用
・美肌サポート(活性酸素を抑える)
・血行促進
・冷え性改善
・デトックス作用
・風邪予防
・生活習慣病予防
・代謝アップ
・体力回復のサポート

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⑦セイロン(Ceylon)

セイロンティーは、スリランカ全土で収穫される紅茶の総称で、世界中で“最も親しまれている紅茶”のひとつ。

産地の標高によって香りや渋みが変わるのが特徴で、日常的に飲めるバランスの良さがあります。

セイロンはすっきりとした渋みと爽やかな香りがあり、クセが少なく飲みやすい紅茶です。

透明感のある明るい紅色が特徴で、ストレートはもちろん、ミルク・レモンとも相性抜群

どんなシーンでも楽しめる万能タイプです。

セイロンの主な効果・効能一覧

・リフレッシュ
・集中力アップ
・消化促進
・抗酸化作用
・冷え性改善
・風邪予防
・殺菌作用
・抗ウイルス作用

イングリッシュブレックファスト(English Breakfast)


複数の茶葉(セイロン・アッサムなど)をブレンドして作られる、イギリスの朝に欠かせない

“朝食のための紅茶”として作られた伝統的なブレンドティー。

アッサム・セイロンなど数種類の茶葉を組み合わせ、しっかりとしたコクと深みを出しています。

味わいは力強く、ミルクとの相性が非常に良いのが特徴。

トーストや卵料理などの朝食にもよく合い、朝の目覚めにぴったりの一杯です。

イングリッシュブレックファストの主な効果・効能一覧

・代謝アップ
・眠気覚まし
・集中力向上
・疲労回復
・抗酸化作用
・風邪予防
・殺菌作用
・抗ウイルス作用

アフタヌーンティーブレンド(Afternoon Tea Blend)

イギリスのティータイム文化から生まれた“午後用”の軽やかな紅茶。

ケーキや焼き菓子に合わせやすいように、渋みを控えめにブレンドされています。

爽やかな香りと飲みやすい味わいで、午後の気分転換にぴったり。

ストレートで軽く飲めるため、仕事中のリフレッシュにもおすすめです。

アフタヌーンティーブレンドの主な効果・効能一覧

・気分転換
・午後の集中維持
・消化サポート
・抗酸化作用
・ストレス緩和
・風邪予防
・殺菌作用
・抗ウイルス作用

ルフナ(Ruhuna)

スリランカ南部の低地で育つ、コク深い味わいが魅力の紅茶。

世界的には“モルトのような香ばしさを持つ紅茶”として知られています。

味わいは濃厚で、ほんのりスモーキー。しっかりしたボディがあるため、ミルクティーにすると甘みとコクが引き立ちます。

スイーツとの相性も良く、デザートタイムに向いています。

ルフナの主な効果・効能一覧

・体を温める
・冷え性改善
・血行促進
・リラックス
・抗酸化作用
・風邪予防
・殺菌作用
・抗ウイルス作用

ディンブラ(Dimbula)

“ザ・紅茶”と言われるほど王道の風味を持つ、スリランカ中部の名産紅茶。

朝摘みの新鮮な茶葉から作られ、香りと渋みのバランスが非常に良いのが特徴です。

爽やかな香気とほどよい渋みがあり、ストレートでもミルクでも美味しく飲める万能タイプ。

飽きのこない味わいで、毎日の1杯にも選ばれています。

ディンブラの主な効果・効能一覧

・ストレス軽減
・気分リフレッシュ
・血行促進
・消化促進
・抗酸化作用
・風邪予防
・殺菌作用
・抗ウイルス作用

キャンディ(Kandy)

スリランカで最初に紅茶栽培が広まった伝統ある産地。

クセがなく、紅茶に慣れていない方でも飲みやすいことから人気が高い品種です。

やさしい渋み、まろやかな味わいで、どんな飲み方にも合わせやすいのが特徴。特にレモンティーにすると爽やかさが際立ち、脂っこい食事の後にもおすすめです。

キャンディの主な効果・効能一覧

・消化サポート
・集中力維持
・冷え改善
・抗酸化作用
・ストレス緩和
・風邪予防
・殺菌作用
・抗ウイルス作用

まとめ|紅茶の効果・効能で自分に合った紅茶ライフを

紅茶は種類によって香り・味わい・健康効果が異なり、日常のリフレッシュや体調管理に役立つ魅力的な飲み物です。

インフルエンザ予防、アンチエイジング、集中力アップ、冷え性改善、消化促進など、取り入れるだけでさまざまなメリットが期待できます。

ただし、紅茶にはカフェインが含まれるため、妊娠中・授乳中の方はデカフェ(カフェインレス)を選ぶのが安心です。

さらに健康のために紅茶を選ぶ際は、安価すぎる紅茶や茶葉を避けることも大切。

市販の低価格帯の紅茶の中には、農薬・マイクロプラスチック・添加物など、体に負担をかける可能性のある成分が含まれているケースが多くあります。

安心して紅茶の良い成分を取り入れるためには、無農薬・オーガニック・品質の良い茶葉を選ぶことが重要です。

ぜひ、自分の体調やライフスタイルに合った紅茶を選びながら、身体にやさしい「紅茶時間」を楽しんでくださいね。

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